2011年06月29日

【ワン鍋賞「レ」と「ファ」】(短歌俳句川柳に詠み込まれた音名)

本日のデータベース闇鍋※ 総数69228(うち短歌42449、俳句17873、川柳8614 他)


短歌俳句川柳にドレミ等の音名がどのぐらい詠まれているのか調べました。


(ただし検索しにくいため、たとえば「ド」の場合、「ドの音」「ド音」「音ド」「ドという音」「ドといふ音」を検索。これ以外の表現は探していません。)
 

その結果、「レ」と「ファ」で、以下の通り「ワン鍋賞」※※が出ました。
 
【ワン鍋賞】「レ」
 
レの音の内やまぬなり五ページで消えてしまった狐のこども 東直子
 
【ワン鍋賞】「ファ」
 
ファ音やや狂ひし君のハモニカに少年の日の歯型のこれり 梅津ふみ子
 

ド、ミ、ソ、シはひとつも見つかりませんでした。
 
そして、ラだけはなぜか以下のように5つも!!
 
なんでしょう、この人気。鍋賞ではありませんが、意外だったのでUPしておきます。


★人気の「ラ」
 
葬送の曲の中からラの音をララ……口ずさむ歳下の叔父 江田浩司

フラジオレットで叫ぶ子の身も不安も死も全てラの音に収斂された 中島裕介

落日の駱駝ねぎらう磊落な裸神の歌がラ音の濫觴 高柳蕗子

ラの音が滑る対人恐怖症 松永千秋(川柳)

乙女らは海のラ音を聞いている 内田万貴(川柳)
 
※「闇鍋」とは、短歌俳句川柳のデータベースで、その気になればいろいろできるでしょうが、いまのところ私にもカンタンにできる、主に単語による検索で使っています。
 
※※「鍋賞」とは、何かの単語を「闇鍋」の中でただ1歌句ないし2歌句だけが詠み込んでいる場合、そのささやかな手柄をたたえる賞です。
 
 なぜなら、短歌俳句川柳は思いのほか語彙に偏りがあり(詩は調べていないのでわかりません)、日常的に使用している単語でも、短歌俳句川柳に詠み込まれるとき、何か高い敷居をまたぐ必要があるようだからです。
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