2012年08月01日

ワイルド歌会

■1
テレビをつけたら、芸人さんが、「ワイルドだろ?」というのをやっていた。
ネタの最後に「ワイルドだろ?」つけるらしい。
ネタ自体も面白いけれど、「ワイルドだろ?」で、もう一段階笑える。


「野犬をなでまわした手でおにぎりを作った。→→ワイルドだろ?」

「ワイルドだろ」はその芸人さんの独自の決まり文句らしいが、その番組は特別な趣向だった。
他の芸人さんが作ったネタで演じ、さらに他の芸人さんが見て、誰が作ったネタかを推理する、というものだ。
ネタの球筋を読んでいろいろに推理するが、それが当たったりハズれたりするのがさらに笑える。

そういえば、題詠歌会のときに、「これは誰々の作に違いない」なんて言って、その当たりハズれに大笑い、っていう場面がよくある。似てるなあと思った。

■2
それきり忘れたつもりだたったが、翌日、「ワイルドだろ?」という自分の声で目が覚めた。
歌会の夢を見ていたのだった。

「かばん」歌会。いつもの会場。
次々に、短歌を読み上げては、一呼吸おいて、「ワイルドだろ?」と言う。

「…………旅にしあれば椎の葉に盛る→→ワイルドだろ?」

あ、言われてしまった。

「…………ちからある乳を手にさぐらせぬ→→ワイルドだろ?」

わあ、それもあったか。言われてしまった。

次は自分の番なのに何も思いつかない。
はやく言わないと何か大変なことになるんだった。
そうだ、言わないとみんな獣に変身して食い合いすることになるんだった。

急かす目でこちらを見ている人たちの顔が変化しはじめている。
歌会でいつも温厚なAさんも、鼻がとがり眉間が広がって何かに変身しつつある。

私も、すごく胸もとがかゆくなった。
思わず掻きむしりながら、、
「もっともっと草原情歌 俺は胸に固い子鹿がつかえている→→ワイルドだろ?」
と、やぶれかぶれに自作を叫んだ。
wairudo mini.jpg
そこで目が覚めたのだった。

目が覚めてもしばらく、歌会のみんなは助かったのかと気になった。
胸元のかゆみは、夏場にいつも悩まされるカイカイ病のはじまりだった。

夢ネタですみません。
でも、ちょっとやってみたいな、こういう歌会。


夢のなかで他の人が読み上げた歌は、はっきり聞こえませんでした。なぜなら私はうろおぼえで暗証できないから、夢がごまかしてくれたのでしょう。
正確には以下の歌でした。

家なれば笥(け)に盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る 有間皇子
春みじかし何に不滅の命ぞとちからある乳(ち)を手にさぐらせぬ 与謝野晶子
posted by tyouseki at 20:41 | TrackBack(0) | ひまつぶメモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。